彩空ちゃんが、守さんと会えました

  • 2011/07/20(水) 21:04:11

みなさんが応援してくださってる彩空ちゃんと、佐村河内 守さんが、会われたのだ
そうです。彩空ちゃんのお母さんのまちこさんと彩空ちゃんからうれしいメールをい
ただきました。

・・・・・
(お母さんのまちこさんから)かっこちゃん。こんにちは。まちこです。先日は守さ
んのメールを送っていただきありがとうございました。彩のことを偶然知った守さん
が、かっこちゃんを通じて、ご連絡をくださるなんて、私たちにとっては本当に奇跡
としか言いようのない、驚きの出来事でした。今でもまだ夢をみているようです。あ
れから彩は守さんとメールでお話させていただき、仲の良いお友達になりました。そ
して、なんと16日には守さんが手話通訳の方と2人で、彩に会いに自宅まで来てく
ださったんです。彩も家族みんなも、嬉しい気持ちと同時に“緊張しちゃうね〜”と
ドキドキしていたんですが、守さんはお越しになる前に「気楽に和気あいあいとお会
いしたく存じます。ただただ、たくさんお話がしたいです」と言ってくださって、そ
れだけでも有り難くて、何だかもったいないような気持ちになりました。

うちに来られてからは、音楽のことを教えていただいたり、彩とは病気のこと、これ
からの夢についてなど、たくさんたくさんお話をしていただきました。彩は、最初緊
張していましたが、時間が経つにつれてだんだん打ち解けて、とても楽しそうでし
た。そして、私たちはお会いする前よりもっともっと守さんのことが大好きになりま
した。彩はピアノで「花の歌」と「宮ぷーの歌」を弾きました。守さんは音がまった
く聞こえないのですが、ピアノに触れて、音を感じておられました。彩は両手とも麻
痺が残っていて、指は以前のように動かないし、鍵盤をたたく力も弱いです。それで
も、何か聞いている人の心に沁みる優しい音色を奏でます。技術的には上手ではない
かもしれませんが、きっと守さんの心には彩のピアノの音色が響いてくれたのではな
いかなと思います。

かっこちゃん、守さんは本当に本当に優しい方でした。彩や、他の障害や病をもった
お子さんたちに、ご自分のもっておられる力をありったけ出して、光を与えてくれよ
うとしてくださいます。なんという有り難いご縁でしょう。。。そして、私は改め
て、人と人とのつながりの力を感じました。守さんとのご縁も、かっこちゃんがいて
くれなかったら実現しませんでした。雪絵ちゃんやあみちゃん、そして彩に励ましの
メールをくださった皆さん。その後もずっと彩を支えてくださっている方・・・かっ
こちゃんのメルマガでみなさんとつながっていることが、私たち家族に大きな力を与
えてくれています。このつながりをこれからも大切にしていきたいです。かっこちゃ
ん、どうもありがとうございます。

・・・・・
(彩空ちゃんから)
かっこちゃん、こんにちは。彩空です。二日前にかっこちゃんのお陰で知り合った、
佐村河内 守さんが家に来てくださいました。守さんは私から見たら大きくて、最初
はどきどきしましたが、話をしていたら楽しくなっていろいろと話しました。病気の
ことや音楽のこと、将来の夢は手話のことも!とにかく、楽しかったです。守さんは
優しくて大大大好きになりました。この出会いもかっこちゃんがいなければなかった
こと。かっこちゃん、本当にありがとうございます。
・・・・・

人が出合っていくことは、きっと神様の計らいなんだと思います。私とかではなく
て、網の目のようにちゃんと用意されていて、そして、私たちが意識していようとし
ていまいと、ちゃんと導かれるように会えていく。本当にそのことに心から感謝した
いです。でも私は彩空ちゃんのおかげで、守さんに会わせていただけたんだなあとも
思います。やっぱり、神様の計らいですね。うれしいです。

 明日は終業式です。あさってからは三年生の補習はあるのだけど、でも、一学期は
明日でおしまい。今日は二時間目から収穫調理会でした。カレーライスとポテトサラ
ダをみんなで作りました。宮ぷーが「きょうはどんないちにちだった?おしえてほし
いな」と言ったので、カレーをつくったんだよと話をしました。学校の話をすると、
宮ぷーは、学校のことを思い出すのだと思います。「がっしゅくきゃんぷなつかし
い」と言いました。そして、台風のことを言いました。台風がきているから、気をつ
けてねって、それから、(メルマガの)みんなはだいじょうぶかな?と言いました。
本当に風がすごく強いです。みなさんは大丈夫ですか?気をつけてくださいね。 

いよいよ、明日、荷物を送るために、今日は頑張って荷物をつくらないといけませ
ん。明日の朝までにしなくちゃなりません。今日は短くてごめんなさい。しっかり荷
造りしますね。

かつこ

昨日も、幸せな1日でした

  • 2010/11/04(木) 22:06:08

昨日もうれしい日でした。ずっと私を支え続けてくださっている人たちがいます。い
え。メルマガのみなさんもずっとなんですけど、もう10年以上もずっと支えてくだ
さっている方がいます。4人の方。そして、その4人は、いつのまにか、おもしろい
ユニットで支えてくださっています。
 いつも講演会のことなど本当に何もかもをしてくださってる小林さんと、ペルーの
天野博物館の阪根さんと、そして、写真家の野村哲也さんが3人で、イヌサルキジグ
ループ。それから、イスラエルが関係するのだけど、小林さんがぺテロで、津の赤塚
さんがパウロで、ぺテロパウログループ。そして、イエス様のお話人出てくるのは、
東方三賢人なんだけど、みなさんはおもしろく東方三愚人という名前で小林さんと赤
塚さんと阪根さん。
とにかく、4人なんですが、その4人と、赤塚さんの奥様のひろこちゃんと、福井の
さっちゃんとそして映画監督の靖子ちゃんが宮ぷーのところに来てくださいました。

 そして、宮ぷーはすぐに迷子になったり、とんちんかんなことばかりしてしまう私
を地元で支えてくれていました。宮ぷーは4人が、どんなにずっと支え続けてくだ
さっているかをよく知っています。
 昨日私が来たらすぐにみなさんも登場しました。握手をして、再会を喜んで、みん
なが「宮ぷーの顔がすっごく変わった」とか言ってくれて、宮ぷーは、前日のうち
に、お菓子やコーヒーをなんとみんなの分を用意していて、「ひさしぶりです。おか
しがたなのうえのせんめんきにあるのでたべてください」「れいぞうこにのみのもが
あるよ。おすきなものをおひとつどうぞ」とみんなをもてなしてくれました。宮ぷー
がどんなに今日の日を楽しみにしていたのかがよくわかりました。 

そして、宮ぷーは「きょうはきてくれてありがとう。きっともとどおりになおすから
それまでかっこちゃんをおねがいします」とレッツチャットをすでに入れていて、そ
う言ってくれました。私はまた涙がいっぱい流れたよ。宮ぷーはいつも自分のことよ
り、私や他の人のことばかり言うんだね。
てつやさんはあとで「きっともとどおりに」って言ったけど、「きっと」じゃなく
て、「かならず」そうなると僕は思います。宮ぷーが元気になるすがた見えるからっ
て言ってくれました。うれしかったです。宮ぷーもとってもうれしかったと思いま
す。

靖子ちゃんと私だけ、病室に戻って、みんなは買い出しに出かけて、そのまま合宿所
へ。私たちはリハビリをしました。帰るときに、宮ぷーは「レッツチャットとでんの
しんつないでほしい」と言いました。宮ぷーの本に文章をかかなくちゃと言っていた
ので、いよいよ!?なんて思ったのですが、今日はガンダムのDVDを見たいようでし
た。ところが、途中で画面が消えてしまうのです。私は、合宿所でみんなが待ってい
るから明日にしようと言うけど、宮ぷーが首を振るのです。でも、結局はうまくいき
ませんでした。宮ぷーが「もういいよ」と言ってくれました。ごめんね。(でも、次
の日に省電力モードというのをやめたら大丈夫になりました)

 今日は、8時に合宿所を出て、みんなで白山比め神社にお参りに行きました。白山
さんは、私たちにとって、いつも見守ってくださってる存在。白山がきれいだなと思
うと、今日も白山さんがいてくださると思うのです。そして、石川県に住んでいる私
たちだけでなくて、なんだか白山は人気で、みなさん、来てくださるたびに、白山さ
んに行こうといってくださるのです。私は、みなさんで宮ぷーに会いに来てくださっ
て、そして、宮ぷーが回復し続けていることに、本当にありがとうございますの思い
でお参りしました。
 白山さんで、みんなとお別れして、私と靖子ちゃんは病院へ行きました。

 そしていつものリハビリを靖子ちゃんにみていただきました。私、決めたのです。
靖子ちゃんはいつもそうしてくださるけど、お客様が来てくださっていても、いつも
のリハビリをちゃんとしようって。土曜日、日曜日の一日リハビリをできることは二
週間に一度だけです。だから、とても大切な日。だから、お客様にも手伝っていただ
いて、リハビリをしたらいいなと思いました。

 11時過ぎに宮ぷーが「おべんとうかいにいこうか どこにかいにいったらいいか
な」とレッツチャットで言いました。昨日までの天候と違ってとってもいいお天気。
フリースを着てもらって、さらに上着を着てもらって、お買い物に出かけました。今
日は、吉野家さんに行きました。吉野家さんはスロープがなかったので、靖子ちゃん
が買ってきてくれて、それから、近くにある建物と言えば、パチンコやさんでした。
「入ってみる?」と言うと、宮ぷーがうなずいたので、入ったらすごくびっくりしま
した。

だって、すごく大きな音だったのです。そして、煙草の匂いがいっぱいしました。前
に宮ぷーはパチンコをしたと言っていたから、好きかなと思ったけど、それよりもエ
ヴァンゲリオンのパチンコの台がずらりと並んでいたのを喜んでいて、でも、私と一
緒に「わあ、うるさーい」「たばこくさーい」と一緒に言いながら、でも、倒れてか
ら初めての場所にまた来れたのがうれしくて、きゃあきゃあ笑っていました。宮ぷー
もにこにこしていました。靖子ちゃんが「そんなにくさかったらもうやめちゃう?」
と聞かれて「もう(倒れるずっと前に)やめた」と言っていました。それから、病院
に帰って、痰をとるためにお部屋に戻ったのに、宮ぷーは一階のロビーでごはんを食
べようと、自分は食べないのにそう言ってくれて、そして、そのままロビーに行きま
した。

 宮ぷーが横にいて、私と靖子ちゃんは牛丼を食べて、宮ぷーの近くにハエが飛んで
きたら、宮ぷーは、舌を出して、ハエを追い払おうと「くちでおうせん」しているの
が、私も宮ぷーもおかしくて大笑いしました。
 あとで宮ぷーにいつものように、靖子ちゃんがカメラを回しながらインタビューを
していました。「かっこちゃんが来てくれる日はどんな日?」そんなことを聞いた
ら、宮ぷーがうれしいと言った後「しあわせ」と言ってくれたよ。厳しいリハビリの
繰り返しなのにありがとう。

そして靖子ちゃんは私にも「かっこちゃんが幸せなのはどんなとき?」と質問してく
れました。私は少し考えて「いつも幸せ」と言ったよ。靖子ちゃんは「どういう意
味?」と首をかしげていました。
だってね、一生ベッドに寝たままの可能性が高かった宮ぷーと一緒に近くのパチンコ
やさんに行ってあまりににぎやかで「わー、うるさーい」と言ったり「たばこくっ
さーい」ってきゃあきゃあ笑いあうのってなんて幸せだろう。行くまでの道が少しで
こぼこで、押すのに苦労するところがあって「宮ぷー、重−いよお」って笑うのって
なんて幸せだろう。

私はまた泣きながら答えました。おひるにロビーで一緒に牛丼食べたよね。宮ぷーは
まだ食べれなかったけど。もちろん景色のいいところでフランス料理とかを食べる幸
せもあるかもしれないけど、宮ぷーがハエハエハエハエって思って口を開けたり舌を
出したりして、「くちでおうせん」(口で応戦)して、私はおいしく牛丼をいただい
て、またハエがきたら、宮ぷーがハエハエハエって言って、舌を出して笑っているの
を見るのはなんて幸せなんだろう。それはみんな宮ぷーが教えてくれました。どんな
中にもいつもいつも幸せはあるね。いつだってあるね。今、このときが幸せなんだ
ね。たとえば、雨がざーと降って来て、「きゃー、濡れちゃったねえ」って言うのも
すごく幸せだと思うのです。当たり前の中に幸せはあり、いつだって、手の中に幸せ
があるんですよね。

 今日は手の曲げ伸ばし10回がなんと18秒でした。すごーい。記録更新です。そ
れから、足の曲げ伸ばしも私が足を空中で支えながらですが、自然と曲げて伸ばして
ができていました。うれしいです。

 おはなし広報大使にただいま50人弱の方がなってくださいました。ありがとうご
ざいます。おはなし広報大使というとなんだか大げさですが、みんなで意思伝達の方
法を考えあったり、意見を交換するメーリングリストなので、
ohanashi-taisi-subscribe@yahoogroups.jp
に空メールを送っていただくと、しばらくしてメールが送られてきます。それを返信
していただくと参加できます。このあと、おはなし広報大使のカード(私はおはなし
広報大使です)というような認証カードなどを印刷できるようにPDFを作ったりしよ
うと思います。

かつこ

特別や大切は、嬉しいことだから

  • 2010/10/24(日) 22:05:05


朝、書いています。今日は学校の文化祭です。小さな学校だけど、子供たちも職員も
一生懸命に準備をしました。普段の国語や数学や理科などの授業はしっかりとあるの
で、それ以外の授業で練習したり準備をしたのです。私もドキドキです。

 昨日もベッドに入ってから、宮ぷーが寝ていて膝が動いたことを考えていました。
左足を曲げ伸ばしするのは、すごく力のいることです。でも、なるほど、膝を立てて
みると、それだけで不安定。不安定と言うことは揺らすのにあまり力がいらないとい
うことです。本当にちょっと意識するだけで、膝が揺れました。そうだ、そんなふう
に、宮ぷーが、自分で「うごかせたぞ」って実感できるところを探さなくちゃ。そう
すれば、励みになるし、きっといいことにつながっていくよ。

 文化祭が終わりました。合奏をしていても、発表をしていても、歌をうたっていて
も、ダンスをしていても、みんなきらきらしていました。一生懸命の様子を見ると、
どうしてこんなに涙が出るのでしょう。お母さん方も、泣いておられました。みん
な、少なからず心に傷を負って、この学校に来ておられます。最初は誰ともおしゃべ
りもできずに、下を向いたままだった子供たちが、堂々と胸を張って、演じる様子
は、誰にとっても、うれしく、やっぱり涙が出て、拍手をいっぱい送りたいと思うの
です。

 みどり分校の、傘立て(ビーチパラソルの傘を立てるコンクリートのもの)にすん
でいる雨蛙が、ずいぶん大きくなりました。臆病でおはようと声をかけると、さっと
たまった雨水の中に隠れていたのに、この前はもう隠れなくなっていて、今日は少し
近づいてくれました。すごく時間がかかるけど、少しずつ仲良くなっていると思いま
す。
 あのカエルは私にとって、特別なカエルです。星の王子さまにとって、二つの火山
も、一輪のバラの花も、大切な特別な火山だし、バラの花でした。毎日心をかけてい
たから。
 私は学校のことを思うときに、カエルがいる学校だと思う。そうすると、それだけ
で、うれしい気持ちになるのです。カエルが私が朝のぞくのを待っていてくれると思
うから。
 宮ぷーも、もちろん私にとって、今は本当に大切な特別な人だけど、きっとみなさ
んにとっても宮ぷーはとっても大切な人に違いなく、そう思うことが本当にうれしい
です。

 一月ほど前、裕次郎さんからメールをいただきました。
・・・・・
介護福祉士をしています。病院に勤務をしています。老人病棟にいます。意識がない
と思われているおばあちゃんの担当をしています。かっこちゃんのメルマガを読ん
で、まっさきに頭に浮かんだのがあのおばあちゃんです。口を開けたまま、鼻腔栄
養、寝たきりです。目はときどき開けますが。表情を変えることはありません。
 ある日、ある夜のことでした。おばあちゃんの部屋へ見回りに行くと、おばあちゃ
んが大きな目を開けて、天井の方を見ていました。僕の方を見るわけでもなく、見て
いました。かっこちゃんの言葉を思い出しました。「ばあちゃん、もし、僕の声が聞
こえてたら、目をつぶってくれませんか?」期待なんてしていません。意識があるは
ずがないのですから。ところが、かっこちゃん、おばあちゃんが目を閉じたのです
よ。閉じたのです。起きたことが信じられませんでした。

「えー!?まさか」僕は呆然と立ち尽くし、そのときの夜勤の相棒を呼びに行きまし
た。「○○号室の○○のばあちゃん、意識があるよ。目を閉じてと言ったら目を閉じ
た。ちょっと来て」ところが、相棒が来てくれて、「ばあちゃん、目を閉じて」と
言ったときに、閉じなかったのです。目を閉じてはくれなかったのです。僕の失望が
わかりますか? 相棒に「ま、残念だったけど、偶然だったんじゃない?」と言わ
れ、僕もがっかりしました。相棒も忙しいところにきてくれてるので、もう少し見て
いてなど無理なことは言えません。僕も偶然だったのかなと思いました。ところがで
す。昨日また夜勤でした。「ばあちゃん、このあいだはまいったよ。ばあちゃん、本
当は目閉じれるんやろ? 閉じてみて」まるで独り言のように言いました。かっこ
ちゃん、ところが、また、目をぱちんと閉じるのです。うわ、またや、またや。かっ
こちゃん、これどう思います?」

 きっといろんな理由はあると思いました。ひとつは、宮ぷーは、倒れてから2ヶ月
後に、桜の花が咲いているお天気の日に、「外の天気はなんですか? 目を閉じて教
えてください」と言われて、雨でも曇りでも、目を閉じなかったのに、「晴れです
か?」と聞かれて目をぱちんと閉じたことを思い出しました。
 無意識な感じでは目を閉じることができたけれど、でも、そのあと、いつもできる
かというと、そうではなかったし、あかさたなとスキャンをしたときに、目を閉じて
合図できるかというと、できなかったのです。おばあちゃんも、そうなのかもしれま
せん。あるいは、おばあちゃんにとって、裕次郎さんが特別な存在で、裕次郎さんと
いるときだけ、できたということもあるかもしれません。 
 でも、おばあちゃんはきっと気持ちを持っておられて、伝えたいと思っておられる
に違いないので、どうぞ、どうぞ話しかけ続けてほしいですとそうお願いしました。

 ずっとおばあちゃんはどうされたかなあと気になっていました。そうしたら、裕次
郎さんから、今日はメールをいただきました。
 それは、とってもうれしいメールだったんです。
・・・・・
かっこちゃん、今日はうれしい報告ができますよ。かっこちゃんが話しかけて、お願
いだからって言ってくれて、本当によかったです。実は気のせいだったのかな?なん
て思ってたからね。あれから、僕は勤務のたびに、ばあちゃんのところに行って、話
しかけるようにしていました。かっこちゃんの言うとおり、ばあちゃんは全部わかっ
ているんだという確信がだんだん持ててきて、なんだかね、僕にとってはばあちゃん
は特別な人になりました。自分のばあちゃんは、中学生のときに亡くなったんだけ
ど、そのばあちゃんも最後は病院に入って、何もわからなくなって、だんだん病院へ
行く足も遠のいた。自転車で行ける距離でなかったんだけど、試験のあと、思いつい
て、二時間かけて、病院へ行った。父にも母にも出かけたことは言わなかったけど、
その日のことはずっと覚えています。僕のばあちゃんは、そのあと会えないまま、死
んじゃったけど、あの日、ばあちゃんは確かにうれしそうだった。この仕事についた
のもばあちゃんのことがあったからだと思います。

 ○○号室のばあちゃんは、僕にとって、特別なばあちゃんになりました。みんなが
冷やかすくらいに、病院へ行くと、「ばあちゃんは?」なんて交替のものに聞くくら
い。みんなも、僕が出勤すると「○○のばあちゃん待っとるよ」というほどです。
 かっこちゃん、そうなってくると、ばあちゃんの様子のどんなことも気になるんだ
よね。今日は汗をかいてる。今日は唇が荒れてる、別に特別扱いしてるわけじゃない
んだけど、上司はそれでいいと言ってくれるんですよ。誰か一人のことが気になっ
て、特別になってもいいって言ってくれてね。他の人は他の人が特別にしたらいいか
らって。いい上司です。だんだんまぶたを閉じて合図する回数も増えてきて、他のも
のもばあちゃんには声かけてくれて、返事も他の人ももらえるようになりました。た
だ、目がどこを見ているかわからないから、そうなると、一見何もわからないように
見えちゃうんですよね。

ところが、昨日の夜、部屋に行くと、ばあちゃんが僕を見たんです。目が合いまし
た。しっかり目があって、「ばあちゃん、僕のこと見とるんか?」と聞いたら、ばあ
ちゃんが、にやりと笑いました。僕はものすごくうれしかったです。前に目を閉じて
くれたと同じくらいうれしかったですね。かっこちゃん、これからですよね。ばあ
ちゃんの気持ちが聞けるのは。レッツチャットが使えるのかな? これからです。ま
たいろいろと教えてくださいね。僕は、この仕事につけてよかったなあと、あのばあ
ちゃんとかっこちゃんのおかげで思います。それで、僕の中学生の時に亡くなったば
あちゃんが、笑ってると今日は思いました。裕次郎いい仕事をしているよって笑って
ると思いますね。
・・・・・・

わーい、私もすごくうれしいです。裕次郎さん、すごいです。涙が出ました。おばあ
ちゃんもよかったね。私は裕次郎さんとおばあちゃんが何を教えてくださってるの
か、考えたいです。おばあちゃんが、どうして、合図を送れるようになって、目が合
うようになって、にやりと笑ってくれたのかが、知りたいです。知ることができた
ら、他の方とのことにもすごく参考になると思うから。裕次郎さんありがとうござい
ます。

 今日病院へ行くと、宮ぷーは「おかえりなさい。ぶんかさいはどうだった?」と聞
いてくれました。今日の宮ぷーはいっぱいいろんなことをお話してくれました。私が
そんなにずっとレッツチャットしていたら、リハビリができないよと思うほどでし
た。でもとってもうれしかったです。土曜日だから映画があって、今日の映画は
「えっくすめんふぁいなるでぃしじょん」だと教えてくれました。それから、来週は
ハリーポッターなんですって。
そして、「かっこちゃんくるよ」と言いました。え!?と聞いたら「あしたかっこ
ちゃんくるよ」って。毎日来てるけど、明日は一日いれるから、そのことを言ってく
れたのだと思います。

今日も、少し痰があって、汗もかいていたので、昨日も今日もごっくんの練習を中止
しています。以前、ごっくんの練習を動画でとったので、またいちじくりんで見てい
ただこうと思います。よかったらみてください。お医者さんとのお約束で、お水とと
ろみあっぷをまぜたもので練習をしています。
宮ぷーの夢はたくさんあります。その一つが食べることです。ずっと食べることは難
しいということは、何度も何度も言われてきました。それほど、大きな出血だったの
です。そして、私たちが無理をすることは、誤嚥につながるし、誤嚥から肺炎になれ
ば、今までの回復も後戻りしますよということも、何度もお話がありました。けれ
ど、宮ぷーが食べたいという思いはとても大きいのです。必ずその日がくると思いま
す。宮ぷーはあきらめないよ。決してあきらめない。私もあきらめない。だから、そ
の日はきっときます。

 それから、今、今日の日記を星野ひとつさんに送らせていただこうとしたら、
「かっこちゃんと素敵な仲間たち」のえんちゃんからメールが届いていました。
・・・・
今日、稽古が終わって帰ってきたらこんな素晴らしい物がメールで届いていました。
なんだか嬉しくなり、かっこちゃん、又大変な思いで徳島の公演に参加していただい
た、皆さんにお送りいたします。ユーチューブ見てください。
本当に、人の優しさってうれしいですね?               遠藤吉博
・・・・
ユーチューブは、劇の様子でした。ああ、雪絵ちゃんがいる、大ちゃんもいる、ゆう
きくんもいる、ゆうきちゃんもいる…みんながどんなに一生懸命演じてくださったか
が胸に迫って涙が出ました。この動画もいちじくりんにアップさせていただきます
ね。

かつこ

奇跡は起こすもの

  • 2010/10/12(火) 22:02:07

病院へ行くと、宮ぷーがレッツチャットで言葉を入れてあって、そして発音のボタン
を押してくれました。「かっこちゃんたすけて うごけないよ うわああしがあ た
すけて」と泣き顔で言いました。「どうしたの?痛いの?」でもそうじゃないような
のです。朝起きて、動けないよ、足も手も体も動かないよと思ったそうなのです。
「わかったよ。かっこが助けるよ。でもね。宮ぷー、朝起きたら、手や足が動いてい
るというようなことはあるかな?」宮ぷーは首を振りました。「そうだよね。寝てい
て朝起きたら、体が元通りになっていたら、最高に素敵だけど、そんな奇跡は起きな
いよ。でも、奇跡は起こすものだから。毎日毎日、リハビリしていたら、体が必ず動
き出すよ。手も動き出してる、足も動き出してる。背骨もしゃんと立てられるように
なってきてるよ。奇跡は起きるものじゃないね。奇跡は起こすものだよね」

宮ぷーはまた泣き顔になりました。そして、私が言った言葉が、宮ぷーは気に入った
のかもしれません。レッツチャットで「きせきはおこすもの」と書いて、何度か発音
していました。「そうだよ。宮ぷー。いろんな方が宮ぷーが奇跡の回復をしていると
言ってくださるよ。でも、それは朝起きて出来るようになったわけじゃないもの。宮
ぷーが毎日頑張ってくれたから出来るようになったんだもの。だから、もっともっと
奇跡を起こして行こうね。大丈夫やれるよ」そんなことを言いました。

 昨日、レッツチャットをお義母さんに使って見られたいとメールをくださった長野
のおばっちゃんからメールをいただきました。
「こんにちは、長野のおばっちゃんです。お母さんのことですが、レッツチャットの
スイッチはどんなのがいいかと作業療法士に相談したところ、まずは文字盤で文字が
探せるか、ということで座位になって文字盤で字を探す練習を始めました。お母さん
は沢山の文字が目の前にあって『さ』はどこ?と言われてかたまってしまいました。
緊張してしまったのかもしれません。それで文字盤を半分に区切って慣れていけば、
と始めたところです。宮ぷーは見え方は問題ないですか?ダブって見えたりしません
か?少しずつ慣れていってくれるように、やってみます」

 私はこんなふうにメールを戴けることがすごく有り難いです。世界中の方が思いを
伝えられるようにって、すごくすごくそう思っています。そして、お一人お一人はみ
なさん様子が違います。だから、みんなで勉強して、一緒にあきらめないで、気持ち
を伝え合えるようにしていきたいのです。長野のおばっちゃんのお義母さまのことは
こんなふうに思います。50音の表から、「さ」の文字を見つけることと、あかさたな
のしくみがわかって、レッツチャットで「さ」を指定できるかどうかは、違う要素が
関わってくるように思うのです。おばっちゃんのお義母さんは、脳幹のあたりの出血
と伺いました。書かれているように、脳幹出血の方は復視(二重に見える)も多いと
聞いています。それから、視力も落ちているかもしれません。宮ぷーもこのごろは結
構見えるようになってきましたが、音に頼っている部分が大きいです。

前に、脳幹出血をされた方とメールをさせていただいたことがありました。ずらりと
並んだ文字は読みにくいので、一行ずつ開けて書いてくれるとうれしいですと書いて
ありました。そして、その他にも固まりから一つを見つけだすことと、まず、声も頼
りにしながら、あかさたなの5文字から選ぶ、あるいは、あ、か、さ、た、なと読み
上げる途中で止めるということとはやっぱり少し違う気がします。そして、止めた
り、5文字から選ぶことができるようになれば、しめたものなのです。レッツチャッ
トが使えます。でも、もし、もし使えない方がおられても、決して諦めないでほしい
です。必ず必ず方法は見つかります。諦めなければ見つかると私は信じています。お
ばっちゃんと電話でも少しお話しをしたのです。みんなで一緒に探していきましょ
うって。そして、おばっちゃんとお義母さんが、見つかった方法はみんなの財産にな
ります。また似た方がおられたときに、役立ちます。それを仲間がおはなしのーとの
ページに載せてくださいます。おばっちゃんとお義母さんも、必ず気持ちが伝え合え
るようになりますね。

 今日はいいお天気。宮ぷーが「ひるごはんかってきたの?」と聞いてくれました。
ううん、買ってないけど、いいやと言うと、宮ぷーが「そとにいっしょにさがしにい
こう」と言ってくれました。それから、「あーあ おやすみおわっちゃう もっと
かっこちゃんといたいな」と言ってくれました。そうだね。終わっちゃうね。でも、
終わったらまた今度のお休みが楽しみになるよね。毎日じゃないから、いいこともあ
るよ。

それで病院から外に出ると、近くのお寿司屋さんにスロープがついているのが見えま
した。宮ぷーが口をパクパクさせたので、レッツチャットがないので、「あかさたな
はまやらわ・・」と私が口で聞くと、宮ぷーは「おすしやさんいこう」と言うので
す。わあー。そうだね。考えたことがなかったけど、おすしやさんに行って、お寿司
買ってこよう。少し急なスロープだけどあがっていったら、お店の中からお店の方が
でてきてくださって、自動ドアがあいたままになるようにしてくださいました。宮
ぷーはお寿司が大好きだから、お店の入り口のお寿司の模型だけでも大喜びしていた
よ。残念ながら宮ぷーは食べられないけど、宮ぷーは私が甘エビとイカが大好きなの
をみんなと何度か出かけたから覚えていて、「あかさたな」で「えびいか」と言って
くれました。そして「もっと」と言うので、レタス巻きも買いました。

 脳幹出血で倒れたときに、よく耳にした言葉がありました。それは、脳幹出血をし
たら、ずっとベッドで最後まで過ごすことになるということでした。軽い出血の方で
なければ、車いすにも乗らずに、ずっとベッドで過ごすことになるということを何度
か耳にしました。宮ぷーが車いすに乗れて、昨日はお母さんのところに出かけられた
し、今、お寿司屋さんに来れたことのなんてありがたいことだろう。なんて幸せなこ
とだろう、あのときに夢のように思ったことが今は現実になってる!! 宮ぷーは、
少し向こうに見える八番らーめんにも行ってみようと言います。私が八番らーめんの
餃子が大好きだと、靖子ちゃん(映画の監督さん)が来たときに話していたのを覚え
ていてくれたのです。あかさたなでスキャンをすると、「ゆうはん」と言うのです。
「でも、宮ぷー、私のお財布にはあともう何百円しか入っていなかったから、餃子は
買えても6個だよ。おなかいっぱいになるかなあ。でもスロープあるか見に行こう」
そして来てみたら、玄関にスロープがありました。今度の楽しみにしようねと帰って
きました。

それから病院の三階へちょっと遊びに行っても、痰もごろごろしないし、楽そうに
乗っていてくれるのです。毎日毎日座っていて本当によかったね。なんだか急に涙が
ほろりとこぼれたよ。宮ぷーが倒れてしばらくして、小林さんと東京に講演会に出掛
けた時に、地下鉄に車いすの方が乗っておられました。意識もないと思われていた
頃、ずっとベッドにいることになるだろうと言われていた頃。車いすの方と出会っ
て、宮ぷーもこうして出かけられる日が来るだろうか? きっとできるよと思いなが
ら、ふうとなんだかため息が出ました。でも、きっともうすぐそんな日がやってきま
す。そうだね。やっぱり奇跡は作っていくもの。起こしていくものだもの。

 今日は、朝の準備の練習の動画を少し撮りました。歯みがきやひげそりを、宮ぷー
に歯ブラシとかを持ってもらって、できるだけ、自分でしているみたいにしてもらっ
ています。でも、宮ぷーにとっては重いので一人では持てません。でも、私がそっと
手を添えると、宮ぷーはまるで磨いているみたいに、奥へ動かしたり、手前へ動かし
たりできるようになってきたよ。その様子をいつか、またいちじくりんに載せます
ね。自分でするときは、口の近くに歯ぶらしを持っていくと口もその準備をしようと
口をさっと開くのです。脳が自然と動いている証拠です。宮ぷーにとってはその無意
識に動かせるということがすごく大きな意味を持っていると思います。
さあ、3日間は終わってしまったけれど、明日からも、一緒に頑張っていくのだ。

かつこ

宮ぷーが腕を前に伸ばした!

  • 2010/10/06(水) 22:01:07

昨日リハビリをしていたときに、うれしいことがありました。いつものように、体
を起こして、ベッドの上で宮ぷーに座ってもらっていて、首を起こしている練習をし
ていたのです。私はベッドの上に乗って、後ろから宮ぷーの体を支えていました。
もう抱きかかえるように支えなくてもよくて、手を後ろからのばして背中を押してい
るようにしていても、座っていられるのです。そうして、ipodから流れる音楽を聴い
ていました。シャッフルにして、いろんな音楽がランダムに流れるようにして聞いて
いたのです。

 そのときに、私にとっては本当に驚くことが起きました。宮ぷーの右の腕が肩から
動いて、宮ぷーが腕を前の方に動かしているのがわかったのです。宮ぷーはスイッチ
を押したかったのです。たぶん今までだったら、なんとか手のひらを表に返して、ス
イッチを押すだけだったと思います。寝ているときも、腕の曲げ伸ばしはできていま
した。でも、肘から下の部分の練習はできても、なかなか、横になっている状態から
腕のすべての重さに負けないで腕を前に伸ばすというようなことはできませんでし
た。けれど、座った状態で、宮ぷーは自然と肩から下を使っていました。動いてい
る、腕が動いてる、そして左肩もそれにつれて、動いていました。それは胸に迫るよ
うな光景だったよ。ああ、腕が動いてる、涙がぽろぽろこぼれました。

でも、宮ぷーは自然とそれをしていたから、どうして私が泣いているのかは少しもわ
からなかったのだと思います。「どうしたの?だいじょうぶ?」と驚いて聞いていた
から。でも、私は本当に本当にうれしかったです。毎日毎日リハビリをしていくこと
は、簡単なことじゃなくて、辛くなったり、いったいこんなことして効果がでるのだ
ろうかと思うようなことがあると思うけれど、それでも、毎日する、一生懸命する。
そのことの積み重ねがあって、目に見えないところで軸索がつながって、腕が動いて
いるんだと思って、涙が出ます。宮ぷーの頑張りや、宮ぷーの体や、脳や、祈ってく
ださってる皆さんや、何もかもに、本当にありがとうなのです。
 それから、足をしっかり床につけて、体重を支える練習でも、足や腰の筋肉がとき
どき動いていることがわかるよ。うれしいことがいっぱいなのです。

岐阜のイベントのとき、来てくれていたひまわりのあかねちゃんにも5分間くらいお
話をしてもらいました。あかねちゃんは、妹さんのめぐちゃんのことやあかねちゃん
自身が不登校になって、心が辛くなって病気になったことなどを話してくれました。
そのどれも、決して無駄はなかったよ、意味があったよってお話をしてくれました。
今日はこんなメールをくれたよ。
・・・
(中略)・・・こうして、意思伝達は、伝わっていくんだよ、そんな事を、思ってい
ます。かっこちゃんが、きいちゃんと出会って。30年。あかねも。精神病になっ
て、23年。時と言うのにも無駄は、無く。今こうしてきいちゃんがみんなの心に伝
わるのは。かっこちゃんが伝え続けて来たから。その道のりは、きっと。単調では、
無かったと思います。

あかねもずっと。精神病の事は、伝えて来ているつもりです。でも。岐阜のセミナー
で、お話をさせてもらった時。あるお方が「こんな事喋るの勇気が居るでしょ、精神
病の事」と言われました。あかねは、事実を伝えてるだけで、勇気は、全然要りませ
ん。でも、また、あるお方が、「わたしの弟が、心を病んでいるんです」と教えて下
さいました。どちらもあかねにとっては、聞いてくださったそのことも、ちゃんと必
要な事でした。だから、おしゃべりして下さった方にも、すべてが、本当に感謝なの
です。ところで、何を言いたいのか?それは、知っているお人が、声を、あげる事、
知っているお人が。知らないお人に伝える事。洋さんも。こうして声をあげてくれ
た。おばっちゃまも。そして。宮ぷーも。いろんなお人が、どんどんお声を。あげる
事で、広がりを、そして、発展を遂げていくと思います、あかねもね。もっと。これ
からも。精神病の事。伝えていけたらなーと思います。
・・・・

岐阜のイベントではイエス様や神様や聖書のことについても、光田秀さんとの対談で
お話をしました。私は、神様はそれこそ全知全能くらいに思っています。全部必要な
ものを必要な形にこの宇宙に現れるように設計して、そしてそれが現れているのがこ
の宇宙なんだって思うのです。絶対にそう思うの。光田さんはこんなふうに言ってお
られました。・・眼球ひとつとっても、網膜とかひとみとか、いろんなしくみが、こ
んなにうまくいくように偶然とかでできるはずがないって。それで、なぜ、眼が退化
していった動物はいても、眼を作っている途中の動物が見つからないのだろうね。そ
れはね、完全に必要であるように設計されているからだ・・っていうようなお話だっ
たと思います。私は神様が全知全能でないと、とっても困ります。

なぜって、私を支えているのは、たとえば、虫や、月や、温度や動物や海や・・何も
かもがこんなにすべてがいいようにできているその宇宙の一部が私なんだよというこ
となのです。だから、私は私で大丈夫だし、目の前に起きることはすべて、私に必要
で神様が与えてくださっているものだから、だから、すごくありがたいことだし、も
し、辛いなとか悲しいなと思うようなことがあっても、それだって、神様からの贈り
物に違いないから、その奥に絶対大切な宝物が隠されているんだよ。だから、全部あ
りがたいし、ありがとうだし、すべて身の周りに起こることやものや人は全部、大切
なんだよ。恨む必要もないし、疎む必要もない、みんなありがとうって雨や雪や月の
光が空から降ってくるように手を広げて受け止めていけばいいんだよねって思うこと
が私を支えているなあと思うのです。だから、あかねちゃんのいつも教えてくれてる
ことは、大好きなのです。それで、聖書や仏陀さんが出てくるものやほかの経典とか
も、きっと神様が、必要として「そこにある」ものだと思えてなりません。

それでね、私はへんてこなことを言うかもしれないけど、聖書は、神様が、この聖書
を読んでくれる人が、聖書を読むことで心を揺さぶられて、そして、ああ、自分は自
分でいいんだなあ。大丈夫だなんだなあって思うように「ここにある」んだと思うの
です。
 たとえば、イエス様は12人の弟子に裏切られて、すごく悲しむ場面があります。イ
エス様は前に神様に「おまえははりつけになるためにエルサレムへ行きなさい」って
言われていたり、神様とつながることで、ペテロが鶏がなく前に三回も私のことを裏
切るだろうということを知っていたりするように、未来のことがわかるのに、どうし
て、12人の弟子に裏切られて、こんなに悲しむのか不思議でした。でも、思ったので
す。神様がどうして、イエス様を神様ではなく、人間イエスとして、登場させたのか
なって思ったら、それはイエス様が人間である必要があったのだって思いました。

人間は目の前の人が悲しいと悲しいし、大好きな人がつらいのはとてもつらいです。
だから、聖書を後世に読んだ人が、大好きなイエス様が悲しんでおられるっていうこ
とはすごく大切なことだったんだ。私はそう思うといっそうイエス様が大好きになり
ます。いっそう、いっそう大好きになるのです。だって、何千年ものお人の苦しみや
悲しみをいやしてくださるために、本当に大切な大切な大変な人生を、私たちのため
に、背負ってくださった方ということは、どんなふうに考えても少しも変わらないこ
とだもの。そして、後世の人が大好きなイエスさまが私の罪をつぐなうために、十字
架にかかってくださったんだって思うことが、やっぱり、本当に大切なことなのだと
いう気がします。それで、物語は神様の一番いいようにこれから先の、何千年もの人
たちが一番いいように展開されたし、聖書を書かれたイエスさまのお弟子さんも、
やっぱり神様の計らいの元で、神様が一番必要なように思われて書かれたのが聖書
じゃないかなあとそんなことをぼんやりと考えています。

 なんだかへんてこなことばかり書きましたが、だから、病気も障害も、それから、
なんてつらいことが起きたんだろうというようなことも、神様からのはからいに違い
ないと思います。金沢弁ではこういうことを「あたわった」って言います。私にあた
わったものって言います。そして、あたわったものだから、あたわったものを大切
に、感謝しながら、毎日毎日を一生懸命生きていくのがいいんだよということなのだ
と思います。
 今日は宮ぷーはレッツチャットで「ぜったいになおってやる」って書いていまし
た。すごーい。そうだよね。絶対に治ろう、よくなろうね。私もずっと応援します。
どうぞみなさんもずっと応援してくださいね。

かつこ