決意を新たにしました

  • 2011/08/05(金) 21:01:24

ときどき、体がかっと熱くなって、止められなくなります。雪絵ちゃんの思いを伝え
たいと思ったとき、意思伝達装置のときがそうでした。そして、今日もそう。泣きな
がら、なんだかわからないけれど、何かに怒っています。自分にでしょうか? 何に
かわからないけど、泣いて泣いて、わあわあ泣いています。でも、私は強いから、強
いから、もう少し泣いたら、どうするか考える。
ある方の病院へ行ってきました。メルマガを読んでくださっている方で、ご主人が脳
出血で倒れて2年になるということで、もし遠かったらなかなか叶わなかったのです
が、近かったこと、それから、意思伝達の方法がもしあるなら、教えてほしいと言う
ことで、それで出かけました。

いただいたメールです。「二年前に主人が脳出血で倒れました。金沢に住んでいて、
かっこちゃんのことは昔、大ちゃんの本を読んだり、きいちゃんの本を読んだことが
あります。テレビでも見たことがあります。そのあとは、ずっと知りませんでした。
宮ぷーのことを知ったのは何カ月か前です。友達が教えてくれました。最近、宮ぷー
のCTの写真を見ました。主人の方が出血があきらかに小さい。そして、主人は宮ぷー
より若いです。38歳です。一生植物状態であると言われたけれど、宮ぷーのCTの写真
を見たときに、主人のものより、宮ぷーの方が出血があきらかに大きいし、主人の年
齢が若いということで、もしかして、主人が宮ぷーのように回復する可能性があるの
ではないかと思いました。かっこちゃん、厚かましいとは分かっていますが、宮ぷー
の病院へ行く途中にでも、ほんのちょっとでいいので、主人の様子をみていただけま
せんか?…略…」

病院で、ご主人にお会いしたときに、ご主人はあきらかに私の話しかけていることを
すべて分っておられると思いました。決して目を私からそらそうとされませんでし
た。じっとじっと私のことを見ておられました。奥様のお話だと、そんなことは少な
くて、普段は誰と会ってもすぐに目をそらしてしまうし、すぐに目を閉じてしまうの
だそうです。お医者さまからは、意識が戻ることは期待できないと言われておられる
そうです。
けれど、私はもう意識がはっきりしておられるとはっきりと感じました。ご主人に、
今から一緒にお話しする方法を探していきたいということや、宮ぷーの話をさせてい
ただきました。ご主人はずっと聞いてくださって、そして目に涙をためておられまし
た。

私はいま、どうしたらいいだろうと、胸がいっぱいになっています。どんなふうに私
の思いを書いたらいいのかわからないのですが、今、燃えるようなどこに向かって発
したらいいのかわからない、怒りのような気持ちの中にいます。誰が悪いとかではな
くて、私は何かすべきだというそういう思いです。

ご主人は手も足もそして、身体さえも硬くなっていました。腰を曲げることは難しく
て、座ってもらおうにもそれさえも難しく、足首もひざも伸びていて、足が重なるよ
うになっていました。指も手首も固くなっていました。奥様は宮ぷーの昨日の動画を
見られたそうです。「動くようになりますか?」と言われました。「体が固いのでこ
のままでは、たとえ、神経が動く状態であっても、動かすことはできません」と言い
ました。「でも、手遅れとかじゃなくて、痛いと思うけれど、今からでも、やわらか
く手も開いていくこともできると思います」と言いました。「でも、それはすごく根
気のいること」だともお話ししました。「でも、あきらめなければできます」って言
いました。

少ししてもいいですか?痛いかもしれないけどとご主人と奥様に言って、固くてもう
これ以上動かないところから、一ミリだけ内側にまげて10秒。それを繰り返しますっ
て言いました。ご主人は痛そうにされていて、やめますか?と聞いたけど、たぶんや
めないと思われたと私感じたので、少しずつ続けました。私がいた間は短かったけれ
ど、それでも、する前よりも、やわらかくなりました。固くなっていたこと、それ
は、奥様が悪いというわけではないのです。違います。奥様は毎日病院に来ておられ
るそうです。奥様がどれだけご主人を愛しておられるかも伝わってきました。

本当に、あきらめなければ、身体も少しずつ、やわらかく開いていくことを私は知っ
ています。子どもたちもそうです。高等部で入ってこられたお子さんで手足がたとえ
固くなっていたとしても、少しずつ身体が柔らかくなって、そして動くようになって
いくから。でも、痛かったり、もっともっと柔らかくなるにはすごく時間がかかると
いうことも私はわかります。

そのあと、宮ぷーのところにも奥様が来られました。奥様は「主人の方が出血が少な
いのに、どうして宮ぷーはこんなに身体が柔らかくて、こんなに身体が動くのです
か?」と泣いておられました。ご自分を責めておられるようでした。「午前中だけ
パートをしていて、午後からは病院に来て、洗濯や掃除をして、同じ介護をしている
奥さんとかとおしゃべりをしていたのですが、その時間が悔やまれる」と言われまし
た。
どうぞ責めないで、だいじょうぶ。その時間も大切だったのだと思います。今からで
も、だいじょうぶだし、必ず動く日が来るし、必ず気持ちが伝えられる日が来るし、
必ず力が入れられる日が来るし、ごはんも食べられる日が来るからと私も泣きながら
言いました。

手足が動かずに、植物状態にあると思われている方の多くが、寝たきりの生活をされ
ているのが現状なのだと思います。ずっと車椅子にものらないで、ベッドの上で、水
分と栄養を入れてもらって、管からおしっこを出してもらって宮ぷーもずっとそうで
した。
奥さんが言いました。「もし、宮ぷーも主人と同じようにしていたら、同じでした
か?」と聞かれました。「はい、ご主人は意識がもう戻っておられるけれど、宮ぷー
はそこまで行っていなかったかもしれないです。そして体は同じように固くなってい
たと思います」と言いました。

奥さんは「かっこちゃん、広めないと。方法があると広めいないと」って言ってくだ
さいました。今日だって、明日だって、どなたかが倒れて病院へ運ばれるかもしれな
い。植物状態になるという診断があっても、体を柔らかくしておいたり、座ったりす
ることがとても大切。ずっとそれを続けることが大切って、それが一般的になったら
なあとすごくすごく、私、思うのです。方法があるのです。でも広まっていないのだ
と思います。
そのことが悔しいです。もっと紙屋克子先生のされていることや、宮ぷーのことを私
知ってもらいたいです。今日すごくそう思いました。泣きながら思いました。

メルマガをこのごろでは多くの人に知ってほしいということをあまりお願いしなく
なっていました。いつの間にかそうなってしまっていました。でも、やっぱりお一人
でも多くの方に、宮ぷーのこと知ってもらいたいです。
今日は泣きながら松山の升田先生に電話をしました。そのときは電話に出られなかっ
たけど、あとで電話をくださいました。升田先生は11月に紙屋先生と私の講演会の
ジョイントを計画してくださっていて、偶然だけど、昨日、私に、メールをください
ました。

・・・・・
さて、あっという間に愛媛での講演会(11/6)も近づき、告知をして参加者を募る時
期となりました。そこで、休む間もなく大変恐縮ですが、かっこちゃんのプロフィー
ルと演題をを決めて頂き、お知らせ下さいますでしょうか?
この講演会は、いろいろな障害で口から食べることが困難になった方への食支援を
様々なアプローチから勉強する会です。参加者は主に医療・介護の専門職で、看護師
の参加が最多です。大体600名くらいの参加者です。主催は、伊予歯科医師会と伊予
医師会そして私の住む松前町(まさきちょう)です。毎年1回の開催で、今年で15回
を数えますが、第7回目に紙屋先生を講師に迎えております。紙屋先生は今年で2回目
の登場となります。

現在、医者からかなり厳しい診断を下されたみやぷーの介護まっただ中で、しかし、
あきらめないリハビリを続けながらどんどん奇跡的な回復に立ち会ってこられてい
る、かっこちゃんが、今、医療・看護・介護現場で携わる人に訴えたいことーこれ
を、演題にお願いしたいのです。
現在進行形のケアと紙屋先生の豊富な臨床経験とがどうかみ合って行くのか、今から
わくわくするような気分です。できれば、金曜日までにお返事いただけるとありがた
いです。
何卒よろしく、お願い申し上げます!
・・・・・
そういうメールでした。だから、升田先生に、お願いします。私、どうしても知って
もらいたいですと言いました。

 みなさん、どうぞ、今一度、メルマガをお伝え願います。どうか、お一人でも多く
の方に宮ぷーの毎日を知ってほしいです。
 今日はゴーヤの食べ方も教えていただいてありがとうございました。明日載せさせ
ていただきたいです。ありがとうございます。

かつこ