本気モード

  • 2010/02/22(月) 20:08:08

埼玉へ向かっています。新幹線の中です。
昨日の彦根のイベントで、ハートオブミラクルのきみちゃんが、考えたゲームを会場
のみんなでしたのです。きみちゃんが用意してくれたたくさんのボールが会場へ配ら
れ、それを隣へ手渡すときに、「ありがとう」とか「大好きです」とか、何でもいい
から気持ちを伝えて、そのボールを回していくということをしたのです。私は思わ
ず、ステージから下へおりて、ゲームに参加しました。お隣からありがとうの言葉と
笑顔をいただいて、そのボールを斜め後ろにおられた方に手渡しました。「来て頂い
てありがとうございます」と言うと、その方が「僕の弟も、脳幹のあたりを出血して
てね。今は家にいます。宮ぷーを見ててね。僕たち、弟に気持ちを聞くことをしてこ
なかったなあと思ってね。病院でも、コミュニケーション手段についてなんにも習わ
なくて」というお話しでした。
そのあと舞台へ戻って、私はハートオブミラクルのみなさんと歌を歌ったのですが、
途中から、泣けて仕方がありませんでした。どう説明していいかわからないのだけ
ど、何に向けて良いかわからないけど、何かに対して私は憤っていたと思います。そ
して、すごくオーバーないい方かもしれないけれど、よし、私はこぶしをふりあげ、
たちあがるのだ!!みたいな感情がふつふつとわきあがってきたのです。
歌が終わって、すぐにステージをおりて、その方のところに行きました。「どこか動
くところはありますか?」とおたずねすると「家族がそばでおもしろいことを話して
ると、そばにいてわーって笑ったりもしてね、それから昔は口をうごかして“あー
ほー”なんてしてたけど、このごろはしないですね。手も少し動くかなあ。家族も、
脳幹だからしかたがないんだ。そんなもんなんだと思って」とおっしゃいました。
弟さんはおもしろいことを聞くと笑われる。そして、あーほーって口の形をされた。
今はされないけど、手も動く。弟さんは、絶対に気持ちを伝えることができると確信
しました。弟さんとご家族はどうして、気持ちを伝える手段を、ご存知じゃなかった
のでしょう。それは、ご家族の方が悪いのじゃないです。だって、知らないのだも
の。知らないときは、何かできるはずはありません。もし誰か悪い人がいるとした
ら、それは誰か?私は誰に怒っているのか?

そう思ったらわかりました。知らない人は知らない。でも、知っている人はちゃんと
伝えなくちゃならない。それが知っている人の責任です。そして、私は知っていま
す。宮ぷーといて、子ども達といて、気持ちを伝えることはすごく大切。そして、そ
の方法はいっぱいあるよって、知ってる。それだったら、悪いのは私です。だって、
知っているのは私だもの。
伝の心も車いすも、それから座位保持装置(車いすなんだけれど、頭のところまで
あって、体をもたれかけさせることができる)も、みんな国の補助を受けることがで
きます。でも、この方がご存知なかったように、おそらく、気持ちを伝える方法があ
るということは。やっぱりあまり知られていないのですね。
宮ぷーの場合は本当に,不思議なことに、私や妹が養護学校に勤めていたり、いちじ
くりんやメルマガを通していろいろな情報を教えてくださったりして、今がありま
す。もしもし、その情報がなかったら、今の宮ぷーは、やっぱりないと思うのです。
何もかもがわかっていても、気持ちを伝えるすべがなかったら、生きる気力も、あま
りわかなくて、宮ぷーはあきらめてしまっていたかもしれません。そんなのいや
だー。そんなのいや。
ねえ、宮ぷー。その方や弟さんはたぶん、決して特別じゃないよ。たくさんの方が、
思いを持っていながら伝えられずにいるのじゃないかな? そして、やがて、気持ち
を伝えることや生きることさえあきらめていかれる方ももしかしたら、おられるかも
しれない。

方法は本当にいっぱいあるよ。あいうえお表を使ったらいいんだとか、口の読み上げ
でスキャンができるよとか、そして、体のどこかを動かすことができたら、あるい
は、脳波でも、スイッチを入力する方法があって、伝の心のような機械を使って、気
持ちを伝えることができるんだということを、私は養護学校の教員をしていたから、
なんだか当たり前のように、そこにあるもののように知っていた気がする。けれど、
違うお仕事をしていたり、その世界と、少しも関係のない人は、知らないままでおら
れるんだよね。ねえ、宮ぷー。宮ぷー、私たちには責任があるよ。知っているという
責任がある。このことをもっともっと多くの方に知ってもらわないといけないよ。意
思伝達装置のことだけじゃないよ。だって、宮ぷーがこの病気を通して学んだことは
このことだけじゃないよね。私が教えてもらったことはこのことだけじゃあないよ。
宮ぷー、私たちは、勝手に自分で生きているんじゃないんだよね。生かされていたん
だよね。体を動かしてもらっていたんだよね。息をさせてもらっていたんだよね。そ
して、命を与えてもらったんだよね。宮ぷーは毎日、私の心を揺さぶり続けてくれる。
メルマガに毎日よくこんなに書くことがあるねえって、おっしゃった方がおられて、
私も、本当にそうだなあ。明日はあるかなあなんて思うけど、明日になれば必ず書き
たいことがあるの。宮ぷーが、いろんなことを必ず教えてくれるから。

私はどうして、舞台で泣けたのかな? たぶん、今、もし、宮ぷーが思いを伝えられ
ずにいたら、すごく宮ぷーはつらいだろうって思って泣けたのかな? そして、弟さ
んもきっとこの優しいお兄ちゃんにお話ししたいこといっぱいあるんだろうなあって
思ったのかな?そして、お兄ちゃんも、弟さんのことを愛していて、ずっとお話しし
たいと思っておられるんだと感じたからかな。
そして、誰もが持っている気持ちを、本当にどうにかして、どうにかして、知る方法
は、きっとある。そのことを思ったのかな。
ねえ、宮ぷー。宮ぷーのことは、宮ぷーで終わっちゃだめだ。そんなのだめだよ。宮
ぷーさえ気持ちが伝えられるようになればそれでいいんじゃないよね。宮ぷーさえよ
かったらいいなんてことあるはずないよ。みんなが気持ち伝えられるようにならなく
ちゃ。みんなが生きるって、うれしい。生きることは幸せって、思わなくちゃだめだ
よね。宮ぷーがなぜ病気になったのか、それは、神さまが、きっと、伝えなさい、話
しなさいってそう思われたからだよ。そして、私にも、宮ぷーのそばにいて、感じた
こと、書いていくんだよって言ってくださって、そして、神さまのはからいで、今、
こんなにたくさんの方に読んでいただけているんだよね。けど、私は昨日、心に決め
たよ。舞台で決めた。あの方に会って、決めた。ふつふつとわきあがってきたこと、
雪絵ちゃんの願いと一緒に、私は宮ぷーが教えてくれたことを、世界中の人に伝える
よ。みんないろいろに生まれるのはどうして? よおし、よおし、やったる。やった
るでー。

わたしはこう思うよ。神さまは、お互いが成長しあえるように、大切なことを伝えあ
えるように、みんなをいろいろにしたんだよ。人は自分と違う人と会って、そして、
大切なことを知ったときに、涙がこぼれて、そして、変わっていくことができるよ。
私が雪絵ちゃんと会ったり、宮ぷーといる毎日で涙がとまらないように。人と人は出
会って、思いを伝え合って、そして、変わっていって、そしてみんなで一つ命を光に
向かって進んでいくんだよ。だからね、宮ぷー。私は、みなさんの力を借りて、うう
ん、そうじゃないよ。私がじゃなくて、みんなで、ハメハメハーの光玉みたいになっ
て、みんなで雪絵ちゃんの願い。宮ぷーの思い、伝えていくんだ。
ねえ、そうだよね。私は昨日、また眠れなかったよ。ううん、寝ていたのかもしれな
い。眠りながら,夢をみたよ。前に、宮ぷーが口をぱくぱくしていて、心療内科の先
生が来られて、どうして、口をぱくぱくしているのって聞いてくださったときに、話
したいことがあるとそうなってしまうと宮ぷーは答えた。私が見た夢。私はどこか、
深いところにいたよ。私の周りにはたくさんの人がいて、私に気がつかない。なんと
か気がついてほしいけど、手も足も動かない。息も苦しくて、そのことを伝えたく
て、口をぱくぱく動かしたら、一人の人が私をみてくれたよ。そのやっと気がついて
くれた人が、「かっこちゃんはどうして口をぱくぱくしてるんだろう」って言ってく
れて、私はああ、助かったあ、よかったって思うの。ああ、救われた。本当によかっ
たってうれしかった。でも、背広を着た方が、「脳の反射で口がうごくんだよ」って
そう言って、周りの人が、「ああ、そうなんだ」って言うんだよ。私は悲しくて、も
うだめだって思ったよ。もう、私は一人、もうだめなんだって、なんだかそう思っ
た。そして、それからは、私は口しか動かないのに,何度ぱくぱくしても、「反射な
んだなあ」って思われて、どうしても気がついてもらえない。暗くて、苦しくて、朝
になっても、夜になっても、誰も、私がいることすら、気がついていないみたいだっ
た。気がついたらベッドの上で声をあげて泣いていたよ。とめられなくて、わあわ
あ、ホテルで泣いていたよ。

今日の講演会でも、みなさんに宮ぷーのメルマガをとってくださいとお願いするよ。
だって、私が、こうして、宮ぷーのことや、昨日講演会で会った方のお話しや、レッ
ツチャットのことや、生きることや、自分のこと大好きでいいということや、大好き
がうれしいということや、もっともっといろんなことを毎日、いっぱい聞いていただ
けるのは、このメルマガをとっていただくことだもの。これまでも本気モードだった
けど、もっともっと本気モード全開になるよ。
メルマガのみなさん、どうぞ、私の本気モード手伝ってほしいです。お願いします。
私はいつもみなさんにすごく甘えているのかもしれないけど、でも、お願いします。
私がやったるでーモードになれるのは、みなさんがいてくださるから。どうしたら、
もっともっと、毎日多くの方に、メルマガとっていただけるだろう。ときおり、気弱
になって、私の書いている文章なんて、そんなにたくさんの方に読んでいただけるよ
うなものじゃなくて、そんな価値もないかもしれないと不安になるけど、宮ぷーを見
ていたら、たとえ、不安になっても、今、宮ぷーのそばにいるのは私だもん。宮ぷー
の頑張りを伝えられるのは、そばにいる私しかいないよ、宮ぷーが教えてくれるこ
と、そばにいる私だから、昨日も、お会いした方とのことで、今、気持ちがわき起
こってくるんだから、それでいいんだよと、また思って、そうだ、そうだ。やっぱ
り、やったるでーと思っています。きみちゃんがボール渡しゲームを考えてくれたの
も、神さまのはからいかな? 私がステージからトントンと下へおりていったのも、
自分の気持ちというか、神さまがさせてくださったのかな?そして、私の近くに弟さ
んのお話しをしてくださった方が座っておられたのも、みんな偶然じゃないのかな?
そうだよ。きっとそう。神さまが伝えなさいって、本気モード出してねって言ってく
ださってるんだよね。だって、つらいもん。だって、誰でも、どんなに重い障害が
あっても、気持ち持ってて伝えたいよ。宮ぷーのことばかりじゃないよ。心がつら
かったり、他にも体がつらかったり、いろんなことがある。でも、全部大切。そのこ
と、ずっと考えて書いていきたいです。だから、たくさんの方にメルマガをとってい
ただけるいい方法があったら、教えてください。お願いします。

今日も本当に温かな会でした。大好きなお友達のみなさんが開いてくださった会。小
林さんの講演会が午前中にあって、私がお昼からお話しさせていただきました。宮
ぷーのメルマガのことも、お願いしました。「欲張りだから、会場におられるみなさ
ん全部にとってほしいです」と厚かましいことを言いました。
なんと、今日も小林さんは小松まで送ってくださったよ。電車で出かけたから、車が
小松駅にあるからって。送ってくださったよ。もったいないことです。
宮ぷー、宮ぷーに会えない二日間はこんなふうに過ぎていったよ。一年たった日はこ
んなだったよ。

かつこ

お祝をありがとう

  • 2010/02/10(水) 20:06:02

宮ぷーお誕生日おめでとう。本当におめでとう。
今日はなんてうれしい日だったことでしょう。
プレゼントをかかえて宮ぷーのところに行ったよ。「宮ぷー、おめでとう」宮ぷーは
目を大きくして、なんだか ちょっと泣いたよ。持って行ったケーキを少し食べたと
きにもまた泣いていたよ。
 いただいたプレゼントや私のプレゼントを順番にあけるたびに、思ったとおりに目
をまんまるにして喜んでた。星野さんが、どんどんおめでとうメールを送ってくだ
さった。
いただいたメールを読みかけて、私のメルマガの内容に触れてくださっていることに
気がついて、私の星の王子さまのことを書いたメールを読んだよ。
 書いたすぐにもそのメールは読んだんだよ。そのときに、うんうんとうなづいてく
れたけれど、宮ぷーは「おぼえていない ごめん」って言ったよ。いいんだよ。覚え
ていなくても、今もそうだけど、あの頃は本当に一瞬一瞬を一生懸命、そして命を懸
けて生きていたんだもの。

 メルマガを読んで、いただいたメールを読もうとしたら、宮ぷーが「いまはしない
んだね」と言ったよ。何?と聞いたら、しばらく何も言わないので、また読もうとし
たら「まいにちだきしめたってかいてあるよ」と言ったよ。「ああ、そうなの。その
ころね、そうしてたんだよ」「いまは?」「いまはしないねえ、そういえば、でもほ
ら、抱き起こすときとかにするよ」「どうしていまはしないの」「本当だね、どうし
てだろう。なんかしちゃいけない気がするのかな?」
 あの頃と今と何が違うのかといえば、たぶん、その頃は、気持ちを伝える方法が宮
ぷーにはなかったの。そしてね、意識があって、あふれるほどの気持ちを持っている
んだということすら、なかなか周りにいても理解されないころだったかもしれない。
 今はレッツチャットがあって、あかさたなと口でスキャンもできて、今は伝の心も
使えそうになってる。そういうことが違うのかな? あはー。宮ぷーは口をとがらし
てつまんないのーという顔をしたよ。あはは。そしてね「いまもしていいよ」って
言ったよ。

 今日は車いすで3階へ行きました。3階は宮ぷーが6階に来る前にお世話になって
いたところだよ。本当に本当にこれ以上ないくらい、優しく温かく先生や看護婦さん
が宮ぷーを守ってくださった。だから、3階に行くたびに、みなさんが、「みやた
さーん」って声をかけてくださって、集まってきてくださって、みんなが「すごい
ね。よかったね」って言ってくださる。今日もそうだったよ。主任さんも介護士さん
も、介護人さんもみんなみんな「すごいね、愛の力だわ」なんて言ってくださって、
手をにぎってくださったり、いっぱい声をかけてくださったよ。「感動したあ」とも
言ってくださったよ。
そしてね、今日は、私も宮ぷーも大大大好きなももえ看護婦さんがちょうど夜勤だっ
たんだよ。それで、私たちはももえ看護婦さんどこかなあって思ったら、みなさんが
「ほら、あそこにいるよ」って教えてくださって、病室の外にストーカーのように
待っていたのでした。そのあいだも、3階のナースセンターのみなさんが、「宮田さ
ん、よかったねえ、よかったねえ」って言ってくださってるのが聞こえて、涙が出そ
うになりました。みなさんが、自分のことや自分の家族のことのように喜んでくださ
るのです。
ももえ看護婦さんは宮ぷーの顔を見たとたん「宮田さんおめでとう。お誕生日おめで
とう。私もどうやったらおめでとうって言えるかなあって思っていたよ。わあ、本当
にお顔もすごく変わった。すごいすごい」って、変わらない優しいお顔で言ってくだ
さいました。ねえ、宮ぷー、宮ぷーがまだ、意識があるかどうかわからないときも、
いつでもいつでも、ももえ看護婦さんは、「だいじょうぶよ。だいじょうぶ。かつこ
さん、だいじょうぶだからね」って背中をさすってくださったんだよ。私は、ももえ
看護婦さんの前で、泣いても、いつも、最後には笑ってた。今があるのは、そんな
日々があったからだね。そして、宮ぷーのことも、いつも励ましてくださったんだ
よ。それはももえ看護婦さんだけじゃないよ。みなさんがそう。こんなに温かなみな
さんといられたことは、全部今につながっているんだよね。

お部屋に帰ったら、丸山さんとはるちゃんから電話がありました。宮ぷーのお誕生日
だからって。アイフォンのみんなで聞ける印のところを押して、宮ぷーも一緒に電話
の声を聴くことができました。丸山さんとはるちゃんと、みなさんが、電話口でハッ
ピバスディの歌を歌ってくださったよ。宮ぷーはすっごくうれしそうだった。私も泣
きそうだったよ。心をこめて歌ってくださったハッピバスディトウユーの歌だった
よ。その歌で宮ぷーがあんまり喜んでいたので、そうだ。宮ぷーはよしえちゃんとは
会っていないけど、でも、よしえちゃんが作ってくださった歌を泣いて聴いていたの
を思い出して、よしえちゃんに電話をして歌ってもらおうって思ったのでした。だっ
て宮ぷーの喜ぶ顔見ると、すっごくうれしくなるんだもん。また見たいんだもん。厚
かましいかなあと心配だったけど、よしえちゃんに電話をしたら、よしえちゃんは、
嬉しいって言ってくださったよ。そして、心をこめて、歌ってくださって、宮ぷーは
また目をまん丸くして泣いていたよ。メールをたくさんいただいて、そのメールを読
ませていただいたとき、いただいたプレゼントをみたとき、3階の看護婦さんに祝っ
ていただいて、ももえ看護婦さんに祝っていただいて、そして、丸山さんとはるちゃ
んたちが歌ってくださって、そしてよしえちゃんが歌ってくださって、宮ぷーは本当
にすごくうれしかったと思う。だから、何度も何度も泣いていたもの。でも、私はあ
まり目を赤くして泣くから、ちょっと心配になったりもしたんだよ。
「こんなたんじょうびははじめて」って言ったとき、病気になって病院で迎えたとい
うことを言うのかなあと思ったよ。でも、宮ぷーは「みんなにいわってもらった」っ
て言ったよ。そして「かっこちゃんもいてくれた」って言ってくれたよ。

 今日はついにメールもつなげることができたよ。DoCoMoさんのサービスセンターさ
んに電話をして、教えていただいて、新しいパスワードも設定して、そして、伝の心
のメールの設定のところも教えていただいて、そうしたら、ついについに、私の携帯
に、メールを送ることができました。
まだ、宮ぷーからもらったメールじゃなくて、一緒にテストって書いて送ったメー
ル。
一文字一文字に時間がまだまだかかるから、メールができるようになったとはまだ言
えないけど、あさってのお休みの日と、土曜日と日曜日で、一緒に練習しようね。
たくさんのみなさんにお祝いをしていただいて、宮ぷーは「こんなたんじょうびはは
じめて」って言ったよ。ありがとうございました。宮ぷーがこんなにうれしい誕生日
を迎えることができたのは、みなさんのおかげです。ありがとうございます。

かつこ

今日もうれしいことがいっぱい

  • 2010/02/02(火) 20:04:55

今日から二月。
ああ、二月だ。私は二月になるのが怖かったよ。いろんなことを思い出してしまうか
ら。
東京での2月7日に行われた写真と言葉展に、作品名などを書くために、発泡スチ
ロールの薄い板を一緒に買いに行って、宮ぷーが素敵な名札を作ってくれた日のこと
や、なんだかその前後のことが、スライドショーのように、何度も何度もよみがえっ
てくる。そして、たおれた日のことも・・・父が亡くなったのも、宮ぷーが倒れたの
も、2月20日。偶然だけど同じ日だった。そのあとの日々のこと、日記を読めば思い
出すけど、まるで時間が止まったみたいだった。そんな日々から、やがて一年。ああ、
二月になるのが怖かったよ。
でもね、宮ぷー。2月20日はこれからは、新しい宮ぷーの二度目の誕生日だと思うこ
とにしようね。そして、一年でこんなにできたことが増えたなあと毎年確認してお祝
いできる日にしようね。

 昨日から今日まで銀ちゃんのシートが新しくなるので、代車です。何度もバーンと
しめてもしめても、半ドアで、すごい力をこめて、思いっきりしめたらやっと室内灯
が消えたよ。だから、あけるたびに、またすごい力で閉めてる。今朝起きたら、腕が
どうしていたいんだろうと思ったら、そっか、代車のスターレットのドアをバーン
バーンって閉めていたからだったよ。それからね、窓がくるくるハンドルを回してあ
けるんだけど、すごく固くて、高速道路でカードをとろうと思っても、両手でえいや
えいやってしないと窓がおりないんだよ。それでやっと降りたと思っても、今度は
もっと固くてあがらなくて、寒い寒い、やっぱりあげなくちゃって、両手で、すっご
く力いったんだよ。それから、高速道路でうーんとアクセル踏んでも70キロしかで
なくて、70キロ出すとブルブル車が震えていたよ。
 何かことが起きてからじゃないと、私はいつも大切なことに気がつけない。アルも
銀ちゃんも、そんなことなかった。いつも、そっと閉めただけでしまってくれたよ。
そして、今は代車のスターレットもバーンとしめなくちゃならないけど、しまってく
れる。なにもかもすごくありがたいのに、私はその毎日のありがたいことに気がつか
ないよ。 そして、力がないけど、私が、ドアを閉められたことにもやっぱり感謝の
思いをもたなくちゃね。

 恭子ちゃんが昨日電話で教えてくれました。「かっこちゃんネットバンキングで登
録できたけど、大変な難問がまたもちあがったよ」と言いました。何かと聞いたら、
証書かカードかなんだったかが届くのだけど、本人のみ受け取りなんですって。「恭
子ちゃんが本当の妹でもだめなの?」「だめだよ。本人じゃないと」うーん。どうし
よう。病院に届けていただけるといいのにねえ。入院して出かけられないということ
は、やっぱり大変なことだね。
そして、今日また電話がありました。「やっぱり転送はしてもらえないんだって。入
院しているからって言ったら、登録したところの住所じゃないと無理だって。だか
ら、もう断るね」ということだったのです。あー。ネットバンキングで新しい口座作
るの失敗だったね。そっかあ。宮ぷー、新しい口座作るのはやっぱり難しいかなあと
宮ぷーに言ったら、宮ぷーはレッツチャットで「あまりつかっていないこうざある」
と言いました。けど残念なことに「お兄ちゃんが倒れたときに、使っていない口座は
解約したよ。わからなくなるから」と恭子ちゃん。そっかあ、作るのは本人じゃない
と難しいのだけど、解約は誰でもできちゃうんだね。
 でも、恭子ちゃんが「病院から診断書もらえばつくってもらえるか銀行に相談して
みるよ」と言ってくれました。うまくいくといいね。

 宮ぷー、しほこちゃんのメールを読んだとき、宮ぷーは、また涙をぽろりと流した
ね。
「かっこちゃん、かっこちゃんの言うとおりですね。こんなに苦しい思いをして、生
きている宮ぷーさんの苦しみを引き受けられないのに生きてほしいと祈ったのは、宮
ぷーさんの為にほんとうによかったのだろうか、と考えるとなんだか悲しくてたまり
ません。
でもやっぱり、生きてくれたのは宮ぷーさんの意思があったからこそ、なんじゃない
でしょうか。どんなに周りが祈っても、宮ぷーさんの意思がなければ、生き抜いては
これなかったんじゃないでしょうか。
宮ぷーさんが本当に生きたいと思って、目を覚ましてくれたのかはわからないけど、
もし、私たちが生き返らせてしまった、としても、神様の力なしでは絶対にできない
ことですよね。今、宮ぷーさんと一緒に生きていられるのは、宮ぷーさんの意思と神
様のお計らいがあるからこそだと思うんです。毎日、私が生きていられるのも神様か
ら命を頂いているから、だとすれば宮ぷーさんも神様からの祝福があって、今、一緒
に生きていられるんですよね。今、すごく苦しくて、辛くてどうしようもなくてもそ
れこそ、命を救ってくれた神様はこれでは終わらせないと思うんです。必ず、ここか
ら抜け出して、あぁ幸せ!と思える日が絶対くると思います。宮ぷーさんの苦しみを
引き受けることはできないけれど、こうやって真剣に宮ぷーさんのことを考え、祈る
ことは、必ず意味があると信じています。
かっこちゃんといると苦しくなくなるのは、実際、かっこちゃんと苦しみを分かち
合っているからじゃないかと思いました。苦しさ半分、喜び二倍。は本当にある世界
なんじゃないかなぁと思うんです。みんなでひとつの命を生きているんだから、絶対
そういうことがあってもおかしくないと思うんです。だから、私も宮ぷーさんの苦し
みを分かち合えるように、少しでも宮ぷーさんが苦しくなくなるように、祈ります」

 私もしほこちゃんからのメールを読みながら、そして宮ぷーが涙を流しているのを
見て、泣きました。宮ぷーに今があるのは、しほこちゃんやたくさんのみなさんが本
当に、心の底から祈ってくださったから。それは間違いのないことです。宮ぷーが倒
れる前から、もしかしたらずっと前から、宮ぷーが倒れることも神様の約束の中に
あって、そして、そのことで、たくさんの方が今、まさにそうであるように、心を動
かしてくださって、祈ってくださって、宮ぷーを守ってくださる、そのことも、神様
のご計画というか約束なんだろうかと思いました。宮ぷーだけでなくて、この宇宙に
起きているすべてのことは、神様のお気持ちの中にあって、宮ぷーが言うように、は
だかんぼうの私たちを守ってくださって、そして、絶対にいつかのいい日のためにあ
るのでしょうか? 

 メルマガに登録してくださっている1500人の方々は、さまざまなところにすんでお
られます。沖縄から北海道までいろいろな方。世界では、ヨーロッパ、アフリカ、北
アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、そして、中国大陸でも、読んでくださって
いる方がいてくださいます。みなさん、どうやって宮ぷーのことを知ってくださった
のでしょう。きっといろいろな方が伝えてくださったからだと思うのです。いくつも
いくつも奇跡があって、宮ぷーとつながってくださっているんだと思うと涙が出ま
す。宮ぷーの毎日を心配し、祈り、喜んでくださる方がいる。宮ぷーうれしいね。う
れしいね。

 そうそう、私、今日もうれしいことがいっぱいあったよ。昨日手で入力の練習をし
てから、私がいないあいだは、手袋もはめられなかったし、手にはナースコールをつ
けたままだったから、手の入力練習はしてなかったんだけど、今日、とても上手に
なっていたね。それから、足もおととい曲げられたって思ったのに、昨日は「わすれ
ちゃった」って言っていたけど、今日ね、また曲げてって言ったら、おとといよりも
もっと強い力で曲げられたよ。そして、伸ばしてって言ったら伸びた。わーん、足が
足が動いてるよ。神様、ありがとうございます。私、本当に泣いてばかり、うれし泣
きだから泣いてもいいのだ。

 宮ぷーがね、私といろんなお話をしてくれたよ。「どうしたのそのようふく?」と
聞いてくれたの。今日はね、新しい洋服を着ていたよ。「280円だった服だよ」宮ぷー
は目を大きくして、びっくりした顔で、「ああそれ」って言ったよ。
 それから、車やさんで赤いシートに変わった銀ちゃんに乗ってから病院に行った
ら、「みたいみせてね」って言ったよ。「うん、明日写真をとってくるね。いつか一
緒に乗ろうね」って言ったの。おととい、いっぱいお話したいよって私が言ってか
ら、宮ぷーは、こうしていろんな話をしてくれる。ありがとう。宮ぷー。私、すっご
くうれしいです。

 週明けに伝の心が来るっておっしゃったので、週明けっていつだろう、月曜日かな
あって、宮ぷーと言っていました。宮ぷーもすごく楽しみで「でんのしんどうなった
かなあ」と言いました。それで、電話をしたのだけど、まだ会社に届いていないのだ
そうです。ああ、がっかり。でも、だいじょうぶ。きっともうすぐだからね。手で
もっともっと上手に入力できるようになる時間がもらえたんだよね。

 宮ぷーに「おとといも昨日もいじわる言ってごめんね」とあやまりました。でも、
優しい宮ぷーは「いじわるいっていない かっこちゃんはしんじてあきらめていない
しょうこ」と言ってくれました。宮ぷーありがとう。ほっとしたよ。今日は4セット
も自主トレしたんだって。そして、気がつくと足を動かしたり頭を動かしたりしてく
れていたよ。
 宮ぷー、脳幹はやる気の部分。そこを損傷していても、宮ぷーは頑張り屋さんの
スーパーマンなのだ。すごーい。今日も私に勇気をくれてありがとう。

かつこ